検証対象

監視カメラに映ってた夜中にトランポリンで遊んでたクマ見て
「癒しの動物」のX投稿(2025年7月26日、約1.8万リポスト)
(※動画付き投稿)

監視カメラに映ってたトランポリンではしゃいでたアライグマ見て
「癒しの動物」のX投稿(2025年7月27日、約6000リポスト)
(※別の一般ユーザーの投稿動画を引用)

トランポリンでジャンプするウサギずっと見てたい
一般ユーザーのX投稿(2025年7月28日、約1.5万リポスト)
(※別の一般ユーザーの投稿動画を引用)

やっぱりウサギのトランポリンたまらん
一般ユーザーのX投稿(2025年7月29日、約2.1万リポスト)
(※動画付き投稿)
判定

これらの動画はいずれもAIで生成されたものと考えられる。
ファクトチェック
2025年7月26日から29日にかけてX上で、クマ・アライグマ・ウサギといった動物がトランポリンの上で跳ねる監視カメラ風の動画が計4種類拡散された。投稿したのは「癒しの動物」という名前で動物関連の動画や画像を転載しているアカウントと、一般ユーザーのアカウントである。投稿は多いもので約2.1万回リポストされている。
動画内にはTikTokのアカウント名が表示されているものもあるが、いずれのTikTokアカウントもオリジナルの投稿者ではない可能性があり、動画の正確な出所は不明だ。
これらの動画はいずれも細部に不自然な描写が見られることから、生成AIで作成された実在しない光景と考えられる。
クマの動画
1つ目の動画は、1匹のクマが丸いトランポリンの上を跳ねているという内容だが、トランポリンの右側に置かれたボールのような物が全く転がらず、貼り付いているかのように見える点が不自然である。
また、クマがトランポリンを降りる時、後ろ足がトランポリンの縁をすり抜けているように見える。
アライグマの動画
2つ目の動画は、数匹のアライグマが2つのトランポリンの上を跳ねるものだが、空中で1匹のアライグマの背後から突然別のアライグマが出現するようなシーンがある。
ウサギの動画①
3つ目の動画は、数匹のウサギがトランポリンで跳ねるというもの。冒頭、2匹から1匹に融合したような、奇妙な形と動きを見せるウサギがいる。
また、後方にいたウサギが、前方のウサギと重なった時に突然消えている。
この動画に関しては、アメリカのファクトチェックメディア「Lead Stories」もAI生成と指摘する記事を公開している。
ウサギの動画②
4つ目の動画ではさらに多くのウサギがジャンプしているが、中央奥の白黒のウサギが突然茶色に変わっている。
また、何も無い所から突如出現するウサギ(奥の黒いウサギ)や、逆に消えるウサギ(茶色と白のウサギ)もいる。
いずれもAI生成
以上の特徴から、検証対象の投稿動画はいずれもAIによって生成された可能性が高い。投稿者らは、これらの動画を現実の光景だと明確に主張しているわけではないが、AI生成であるとの記載も無い。誤解の余地が大きいため、投稿は「ミスリード」と判定する。
(大谷友也)






