検証対象

国会議員になった理由を雑誌インタビューで聞かれると、本心をそのまま答える馬鹿。腐敗🏺党。
(※画像付き投稿)

一般ユーザーのX投稿(2024年3月21日、約800RT)

判定

根拠不十分

判定の基準について

「遊んでいて金が入ることじゃないのかな」というのは今井氏の発言ではなく、今井氏のInstagram投稿に対し一般のユーザーが述べたコメントと考えられる。

ファクトチェック

検証対象の投稿では、参議院議員(自民党)の今井絵理子氏の写真に「『遊んでいて金が入ることじゃないのかな』今井…」という文が並ぶ画像を添付。今井氏が「国会議員になった理由」を聞かれ「本心をそのまま答え」ていると説明している。

元総務大臣で衆議院議員(立憲民主党)の原口一博氏はこの投稿を引用し、「国会議員になった理由が『遊んでいて金が入ることなんじゃないかな。』と本当に言ったのか?」と疑問形で投稿。原口氏の投稿は約7300リポストを獲得し、広く拡散されている。

「金が入る」は一般ユーザーのコメント

この画像は、週刊女性PRIMEの2023年10月の記事のサムネイルだ。記事では、今井氏がInstagramに投稿した「議員になってよかったこと」を聞かれて答えるという動画に対し批判的なコメントが多数寄せられていることなどが取り上げられている。

さらに、過去に今井氏も参加し批判を浴びた自民党女性局のフランス研修についてや、その成果報告書が公開されていないことなどに触れた後、記事はこう続く。

 こうしたことから、今井議員の“議員になってよかったこと”を回答したインスタグラム投稿に寄せられている批判の中には、
《税金で海外旅行して美味いもの食べられるのが最高だと本音を言え!》
《議員になってよかったことって遊んでて金が入ることじゃないのかな》
 といった声もある。

週刊女性PRIME「『遊んでいて金が入ることじゃないのかな』今井絵理子“議員になってよかったこと”回答がフランス研修の余波で炎上 問い合わせに自民党は『コピペ回答』で対応」(アーカイブ)より(太字は原文ママ)

つまり、「遊んでいて金が入る」というのは今井氏が発言した内容ではなく、投稿動画を見た一般のユーザーが今井氏に対する批判として述べたコメントである。

「困ってる人に喜んでもらえる瞬間」と回答

実際には動画の中で今井氏は「議員になってよかったなと思うこと何ですか?」との質問に「自分が訴えた政策が実現して、困ってる人に喜んでもらえる瞬間ですね」と答えており、このことは週刊女性PRIMEの記事にも書かれている。

今井氏は最近(2024年3月)Instagramのアカウント自体を削除したため、問題の動画を直接確認することは現在できなくなっている。しかし、有名人のInstagram投稿をまとめた外部サイト「Instagrammer News」には動画の途中までが保存されておりアーカイブ)、今井氏の実際の回答内容を部分的に確認することができる。

今井氏が「議員になってよかったこと」を答える場面(Instagrammer Newsより)

投稿に対するコメントは保存されておらず、確認することはできなかった。

以上のように、週刊女性PRIMEの元記事によれば「遊んでいて金が入ることじゃないのかな」というのは今井氏の投稿に対する一般ユーザーのコメントであり、今井氏本人は「国会議員になった理由」に別の理由を答えている。元の投稿動画が削除され部分的にしか確認できない以上、このことは完全には証明できないが、検証対象の投稿は「根拠不十分」であると判定する。

(大谷友也)

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