検証対象

「次の公務がございますので・・・・」の「次の公務」が、東京での歯医者だったという・・・・🫢
(※一般ユーザーの動画付き投稿を引用)

谷本惠美氏(心理カウンセラー)のX投稿(2026年8月10日、約1.6万リポスト)

判定

不正確

判定の基準について

高市氏はこの日の会見後に広島市内の原爆養護ホームを訪問しており、都内の歯科診療所へ行ったのはさらにその後である。

ファクトチェック

2026年8月6日、高市早苗首相は広島市の平和記念公園で行われた平和記念式典に出席。その後、市内のホテルで行われた記者会見において、ジャーナリストの尾形聡彦氏が質問しようとする中、司会者が「総理は次の公務がございますので、ここで会見は終了いたします」と述べて打ち切る様子の動画が拡散された。

これを引用したのが検証対象の投稿で、投稿者はカウンセリング関連の著書もある心理カウンセラーの谷本惠美氏。谷本氏は、この「次の公務」とは「東京での歯医者」だったとしている。

同様の投稿は他にも複数拡散され、中には数千リポストを獲得したものもある。

拡散の例。それぞれ約1000リポスト、約2300リポスト

また、蓮舫参議院議員(立憲民主党)も谷本氏の投稿を引用し、「次の予算委員会でお伺いすることがどんどん増えています」と投稿。約1800リポスト(引用を含めると約3700リポスト)を集めている。

蓮舫氏の投稿(引用含め約3700リポスト)

「次」は原爆養護ホーム訪問

しかし、高市氏の会見後の次の公務が「東京での歯医者だった」というのは正確ではない。

高市氏のこの日の行動は、首相官邸の発表や各メディアの報道(NHK時事通信朝日新聞など)によって明らかになっている。それによれば、高市氏は午前11時過ぎに会見を終えた後、まず被爆者向け施設である広島市内の原爆養護ホームを訪問し、入所者を慰問している(参照)。

ホーム訪問後は広島空港へと移動し、空路で東京の羽田空港に到着。東京都内の歯科診療所で歯の治療を受けたのは、午後5時過ぎのことだ。

つまり、会見の「次の公務」とはこのホーム訪問を指しており、「東京での歯医者」ではない。

高市氏が広島訪問と同日に歯科診療所で3時間弱を費やしていたことについては、一部で批判があるとされている(参照)。しかしながら、それが会見の直接の「次」の予定だったというのは正しくないため、本投稿は「不正確」と判定する。

(大谷友也)

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