検証対象

FBIが、マクドナルドの肉供給元で人々の遺体を発見🔥
一般ユーザーのX投稿(2026年4月29日、約2400リポスト)
(※動画付き投稿、海外ユーザーの別の動画付き投稿を引用)
判定

動画はマクドナルドとは無関係の遺体ブローカー企業に関する事件の報道である。
ファクトチェック
検証対象の投稿は、アメリカ連邦捜査局(FBI)がハンバーガーチェーン・マクドナルドの食肉の供給元で人の遺体を発見したと主張。添付動画は海外の報道映像で、「FBI UNCOVERS REMAINS(FBIが遺体発見)」「FBI FINDS REMAINS FROM MANY PEOPLE(FBIが多数の人の遺体を見つける)」といった見出しでリポーターが中継している。
マックとは無関係の事件
動画は、アメリカで実際に起きた事件を伝えた本物の報道映像だ。しかし、その事件内容はマクドナルドとは関係が無い。
元動画は、アメリカ・ミシガン州デトロイトに拠点を置くテレビ局WXYZ-TVによる2013年12月の報道で、YouTube上でも公開されている。内容は同州で「医療教育サービス提供業者」として営業していた企業にFBIの捜査が入ったというもので、人間の遺体らしきものが入った複数の箱や、遺体を切断するために使われたと見られるのこぎりが押収されたという。
その後この企業のオーナーは、エイズや肝炎などに感染した疑いのある遺体の部位を告知せずに医療研修用として顧客に提供したとして、2018年5月に詐欺の罪などで拘禁9年の判決を受けた(参照1、2)。
しかし、この企業がマクドナルドと取引していたとか、遺体が食肉として使われたといった情報は無く、事件はマクドナルドとは無関係だ。検証対象の投稿は、実際に起きた事件の報道映像を使っているものの、それをマクドナルドと結び付ける根幹の主張が事実と異なっているため、「誤り」と判定する。
同様の検証はPolitiFactやTimes Nowも行っている。
「人肉」の誤情報は過去にも
マクドナルドで人肉が原料として使われているという誤情報は、過去にもたびたび拡散されている。2014年頃には、風刺サイトによる架空の記事を基にマクドナルドの工場で人肉が発見されたとする誤情報が拡散されており、SnopesやPolitiFactなどが検証している。
マクドナルドのX公式アカウントは2014年10月、「どのくらい人肉が入っているのか?」という一般ユーザーの質問に対し、「人肉は入っていません、気持ち悪い!私たちは本物の鶏肉と100%USDA(アメリカ農務省)検査済みのビーフだけを使っています!」と回答している。
(大谷友也)






