検証対象


🇮🇳🍛悲報🍛🇮🇳 インド人さん、運転しながら カレー🍛を作ってしまい 大事故を起こしてしまうwwwwwwwwwwwwww 日本🇯🇵の道路は絶対走らせない様にしてくれよな😇🙏
一般ユーザーのX投稿(2026年4月23日、約400リポスト)
(※動画付き投稿)
判定

前半の、運転中に調理をする映像はAI生成と考えられる。後半の事故映像は実際のものだが、前半とは無関係であり、運転手が事故時にカレーを調理していた事実も確認できない。
ファクトチェック
拡散された動画は2つのシーンから成る。前半のシーンはトラックの車内を映したような映像で、ターバンを巻いた男性が運転しながら同時に鍋に入ったカレーのような物を調理している。後半はトラックが複数の車に次々と追突する様子が映る車載カメラの映像で、右上にはターバン姿の男性の顔写真が重ねられている。
検証対象の投稿の前日には、別のユーザーが同じ動画をXに投稿しており、約2400リポストを獲得している。この投稿はアラビア語で行われているが、Xで2026年3月から投稿の自動翻訳機能がリリースされた(参照)こともあってか、日本語ユーザーが反応している様子も見られる。

前半はAI生成動画
しかし、前半の車内の映像には不自然な箇所が多々あり、AIで生成された可能性が高い。
最も顕著なのは、運転手が鍋をかき混ぜるのに使っているフォーク状の器具だ。動画をよく見ると、この器具の柄や先端の形が瞬時に変化していることが分かる。

また、運転手のシートベルトが途切れている瞬間があること、隣の車線を走る車の窓が前席・後席にまたがる形になっていること、走行中なのにサイドミラーの反射映像が全く動かないことなども非現実的だ。

「AIで生成」のラベル
検証対象の投稿には、「AIで生成」というラベルが表示されている。このラベルは、XがAI生成コンテンツを検出した時に自動で付与するものだ。この機能には誤判定も報告されていて必ずしも正確とは限らない(参照)が、上記のような映像自体の矛盾点から判断すれば、この動画の少なくとも前半部分は実際にAIで生成されたものと考えられる。

事故映像は本物だが無関係
一方、動画後半の追突事故の車載カメラ映像はAI生成ではない本物だ。
この事故は2025年10月、アメリカ・カリフォルニア州の高速道路で発生。大型トラックが複数の車に後ろから突っ込み、3人が死亡した。トラックの運転手は逮捕され、自動車重過失致死の罪とDUI(酒または薬物の影響下の運転)による傷害の罪で起訴された(参照1、2)が、後者の容疑は後に取り下げられている(参照)。
運転手はインド出身で、アメリカに不法に入国していたが、審理手続きを待つ間条件付きで釈放される収容代替措置(ATD)(参照1、2)を受けた状態だった。ATDは2004年に導入された制度だが、2021年1月のジョー・バイデン政権発足後に適用が拡大(参照)。今回の運転手もバイデン政権下の2022年3月にATDを適用されていたため、その適切性をめぐり議論も起きている(参照)。
検証対象動画の後半の車載カメラ映像や運転手の顔写真は、報道された事故のものと一致している。しかし、運転手が事故時にカレーを調理していたという情報は無く、前半のAI生成映像は後半の映像とは無関係である。
投稿は誤り
以上のように、検証対象の動画には部分的に本物の映像が使われているものの、運転手がカレーを作りながら運転していたとする根幹部分の記述が事実でないことから、「誤り」と判定する。
同様のファクトチェックはLead Stories、Newschecker、India Todayなども行っている。
(大谷友也)






