検証対象

安倍総理が撃たれた事で、 演説を取りやめた政党。 →自由民主党、日本維新の会、国民民主党。 伸び伸びと演説を続けている政党。 →立憲民主党、日本共産党、れいわ新撰組。 単独犯だと決まったわけではないのに勇気があるんですね🤔

一般ユーザーのTwitter投稿(2022年7月8日、約3200RT)

判定

不正確

判定の基準について

立憲民主党はほとんどの党幹部が活動を中止。れいわ新選組も一部の活動を取りやめている。

ファクトチェック

7月10日に投開票を迎える参議院議員選挙の選挙戦の終盤だった8日の午前11時半頃、自民党候補の応援演説を行っていた安倍晋三元首相が銃撃されるという事件が起きた(後に搬送先の病院で死亡を確認)。これを受け、党役員らの街頭演説を急遽取りやめる党があった一方で、あえてそれまで通り選挙運動を継続する判断をした党もあり、対応が分かれた。

検証対象のツイート(午後5時過ぎ)では、自由民主党、日本維新の会、国民民主党の与野党3党が「演説を取りやめた」のに対し、立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組(ツイートでは「撰」と誤字)は「伸び伸びと演説を続けている」と述べている。

各党の対応は

事件を受け、自民党は午後1時前までには当日予定されていた党役員・閣僚の応援演説の取りやめを発表。参院選に出馬している候補者に関しては、選挙運動の一旦取り止めが要請されたとの報道もあるが、一方で一部では街頭演説が続けられたともされ、候補者の具体的な動きははっきり分からない。また、選挙戦最終日となる翌9日の選挙運動は行われることになった。

維新は8日は「全活動を中止」、9日は「通常通り」と発表。国民民主も8日は「全日程中止」、9日は「通常通り」の予定だ。

立憲は8日午後1時過ぎ、泉健太代表と西村智奈美幹事長の街宣中止を発表。他に逢坂誠二代表代行大西健介選挙対策委員長馬淵澄夫国会対策委員長蓮舫参議院議員らが活動取りやめを決定している。小川淳也政務調査会長は、街宣車や拡声器の使用を自粛する形での対面活動を実施した。候補者にもマイクと選挙カーを使った活動の停止が指示されたとされる一方で、辻元清美氏のように一旦活動中止を発表した後当日中にマイクによる街宣を再開した候補者もいる。9日は、党全体で選挙運動を行う方針だ。

共産は暴力に対しては「言論の力で立ち向かう」として街宣などの活動を継続。れいわは8日と9日に予定されていたイベントを中止し、通常の遊説は続けると発表した。れいわ代表の山本太郎氏は自身が参院選の候補者ということもあり、事件後も街宣活動を続けている

なお、検証対象のツイートでは触れられていないが、公明党は中止していた遊説を9日より再開、NHK党は立花孝志党首の街頭演説を中止した。社会民主党も福島瑞穂党首自らが候補者だが、街頭演説を続けると表明している

「伸び伸びと続けている」?

このように見ると、自民・維新・国民民主の3党が事件を受け「演説を取りやめた」というのは概ね事実と言えるだろう。共産が「伸び伸びと演説を続けている」というのは、悪意のある表現だが、事実として演説が続けられたのは間違っていない。

しかしながら、立憲は自民と同様ほとんどの党幹部の活動中止が発表され、候補者にも活動の縮小が要請されたと報道されている。れいわも一部の活動が取りやめられていて、共に「伸び伸びと演説を続けている」とは言い難い。したがって、検証対象のツイートは「不正確」であると判定する。

(大谷友也)

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